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滝口寺は人里離れた山奥にひっそりとあり、あまり整備されていない感じがします。周りは竹藪で遠くからウグイスやメジロの鳴き声が聞こえてきてとても穏やか・・・。
寺という感じではなく、田舎の一軒家のような感じでとても落ち着きます。
夏には青竹が眩しく、秋には紅葉が素晴らしい。奥嵯峨!と感じさせられる情緒あふれる所です。
家の中や庭でゆっくりできるので一時を過ごしてみて下さい。和みます・・・。

●由来
滝口寺はもと往生院三宝寺といいました。祇王寺に隣接し祇王寺と同じくこの辺一帯は平安時代、往生院という広大な寺があったところと伝えられています。 明治期に廃寺になってしまったものを祇王寺と共に再建され、歌人 佐々木信綱が、小説「滝口入道」にちなんで滝口寺と命名されました。

滝口寺は、滝口入道時頼と侍女・横笛の悲恋の舞台となったお寺。この物語りを考えて見学するとより一層風情が味わえることでしょう。
本堂には横笛と滝口入道の比翼の木像が安置され、門前には横笛の歌石がひっそりと立っています。

●滝口と横笛の悲恋物語…
滝口入道時頼は平重盛に仕えた武士で、横笛は平重盛の妹である建礼門院に仕えた雑仕(雑役の下級女官)でした。滝口入道は、花見の宴に横笛の舞姿を見て以来、恋心を抱き、恋文を送り、二人は恋に落ちました。
しかし、身分違いの二人の恋に反対した時頼の父の厳しい叱責にあい、18歳の滝口入道は、俗世を捨て奥嵯峨の往生院に出家してしまいます…
…横笛は、その噂を聞き、後を追い捜し歩きました。 しかし捜しあてた滝口人道は堅固として横笛と顔を合わそうとしません。横笛は泣く泣く近くにあった石に自らの指を切った血で歌を書きつけたといいます。
燃える思いを胸に秘めたまま二人は、二度と逢うことはありませんでした。
滝口入道は、横笛が修行の妨げになると思い、女人禁制の高野山に移ったのでした。横笛もその後すぐに奈良法華寺で尼になりますが、心の傷は拭えきれず暫くしてこの世を去りました。
このことを伝え聞いた滝口は、いっそう仏道修行に励み、高野の聖といわれる高僧になったといいます・・・。
●比翼の像
二人の悲恋は多くの人たちの感動を誘い、後世の人によって造られた夫婦像です。
かってはこの像の前で二人の悲恋物語を語り続けてきた老女がいたということです。
●横笛歌石
やっと探し当てた滝口入道に、横笛はどうしても自分の思いを伝えたくて指を切り、その血で石に歌を書きつけました。
「山深み思い入りぬる紫の戸のまことの道に我を導け」
住 所: 〒616-8387 京都市右京区嵯峨亀山町10-4 地図
TEL: 075-871-3929
アクセス: JR嵯峨嵐山駅→(徒歩30分ぐらい)→滝口寺
バス停 嵯峨釈迦堂前下車、徒歩15分
■京都バス嵐山営業所・TEL(075)861-2105
拝観時間: 9:00〜17:00
拝観料: 300円
駐車場: なし
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