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落柿舎は嵯峨野散策のメインストリートに位置します。 辺り一帯のどかな田園風景が続きます。遠い昔を思わせる風情があり、のんびりとした時間を過ごす事ができるでしょう。
庭に柿の木があり、ひなびた感じがするこの庵は、 外見は小さな田舎家と言った感じで、庭園を歩けますが、思った以上に狭いです。
藁葺きの小さくて素朴な佇まいがなんとも心がやすらぎます。 ぼーっと物思いにふけるのにもってこいの庵です。


この藁葺き屋根の庵が、松尾芭蕉の門人で蕉門(しょうもん)十哲の一人、向井去来(きょらい)(江戸時代前期に活躍した俳人)の草庵で、元禄4年(1691年)には芭蕉がこの草庵に滞在し、『嵯峨日記』を記したといわれています。
それ以来多くの俳人達が、この跡をしたって訪れ庭には彼らの句碑がたくさん立っています。 でも、去来の落柿舎は明和7年(1770)には既になくなっていて、今の落柿舎は明治28年に近くの弘源寺の旧捨庵が売却されようとしているのを地元の名士が買い受け再建したそうです。 当時、土間の壁に去来の在宅を知らせるためにしていた、蓑と笠が今でも掛けられています。芭蕉、去来を始めとする俳人が交わった雰囲気に触れることが出来ることでしょう。

●去来の墓
落柿舎の北100mほどの路傍には、「去来」とだけ刻まれた小さな石があります。
●由来
去来が手に入れた嵯峨野の古い家には柿の木がたくさんあったそうです。
「落柿舎」のいわれは、商人が庭にある立木のままで柿の実の買い入れを決めて代金を置いて帰ったその夜、嵐で柿の実が全て落ちてしまったことから、それ以降、自ら、この庵を「落柿舎」と呼んだそうです。
去来は全額を返し、商人をえらく感激させたとか。

以来「落柿舎」の名は嵯峨野になくてはならないものとなります。 庭の片隅には「柿主や木ずゑは近きあらしやま」と記された句碑が建ちます。
●心静かに一句いかがでしょうか?
訪れた方にも一句ひねってもらおうと腰掛けや寝ころべる長椅子、俳句を書く用紙、また「一句ひねって投句してください」と書かれた投句箱があります。
優秀な作品は、落柿舎保存会が無料で発行している季刊紙「落柿舎」に掲載されます。みなさんも、訪れた時は、ぜひ一句どうぞ。

「落柿舎」に掲載されると、後日同書を郵送してくれます。
旅の思い出がよみがえるかもしれません。
住 所: 〒616-8391 京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20 地図
TEL: 075-881-1953
アクセス: JR嵯峨嵐山駅→(徒歩30分ぐらい)→落柿舎
バス停 嵯峨釈迦堂前から徒歩5分
■京都バス嵐山営業所・TEL(075)861-2105
拝観時間: 9:00〜17:00 (1.2月は10:00〜16:00)
拝観料: 150円
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