|
小倉山の山すそ竹林に見え隠れするように建っている祗王寺は、平家物語の悲恋物語の舞台として知られています。竹と楓に囲まれた、どこか女性的な感じを受ける草庵です。
庭一面を緑一色にしている苔のじゅうたんがみずみずしく、木漏れ日が地面の苔に降り注がれその景色になんとも癒されます・・・。
もちろん紅葉の名所としても名高い。この寺の紅葉の見ごろは、少し遅めの12月上旬。それは庭苔の緑に、散り始めた紅葉が落ち、赤と緑のグラデーションが楽しめる散り紅葉。それはそれは、見事です。
また、紅葉に限らずも、新緑や雪景色もオススメしたいところです。
●祗王寺の歴史
現在の祗王寺は昔の往生院の跡にあります。往生院は法然上人の弟子が開いた寺と伝えられていますが、荒廃した後は、尼寺として残り祗王寺と呼ばれるようになりました。
明治時代初めに廃寺となり、木像や墓は大覚寺によって保管されていましたが、祗王寺再建の話を聞いた元京都府知事・北垣国道氏が、明治28(1895)年茶室を寄進して再建しました。
●平清盛と二人の女性の哀れな物語
平氏全盛の頃、都につかえた白拍子(歌舞を歌い踊る遊女のこと)の名手に祗王、祗女という姉妹がいました。・・・
|