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小倉山の山すそ竹林に見え隠れするように建っている祗王寺は、平家物語の悲恋物語の舞台として知られています。竹と楓に囲まれた、どこか女性的な感じを受ける草庵です。
庭一面を緑一色にしている苔のじゅうたんがみずみずしく、木漏れ日が地面の苔に降り注がれその景色に
なんとも癒されます・・・。
もちろん紅葉の名所としても名高い。この寺の紅葉の見ごろは、少し遅めの12月上旬。それは庭苔の緑に、散り始めた紅葉が落ち、赤と緑のグラデーションが楽しめる散り紅葉。それはそれは、見事です。

また、紅葉に限らずも、新緑や雪景色もオススメしたいところです。

●祗王寺の歴史
現在の祗王寺は昔の往生院の跡にあります。往生院は法然上人の弟子が開いた寺と伝えられていますが、荒廃した後は、尼寺として残り祗王寺と呼ばれるようになりました。
明治時代初めに廃寺となり、木像や墓は大覚寺によって保管されていましたが、祗王寺再建の話を聞いた元京都府知事・北垣国道氏が、明治28(1895)年茶室を寄進して再建しました。

●平清盛と二人の女性の哀れな物語
平氏全盛の頃、都につかえた白拍子(歌舞を歌い踊る遊女のこと)の名手に祗王、祗女という姉妹がいました。・・・

… 祗王は平清盛の寵愛を受けていましたが、その前に唄の上手な加賀の国の白拍子、仏御前が現われます。その美しい声、妖艶な舞に清盛の心は仏御前に移ってしまいました。

世の無情を知らされた祗王は、妹の祗女と母の3人で往生院(今の祗王寺)に入って尼になり世を捨て仏門に入りました。この時、祗王21歳、祗女19歳、母・刀自45歳でした。
その後、祗王の不幸を思うにつれ、世の無常を感じた17歳の仏御前も頭を丸めて祗王の庵を訪ねて尼となったそうです。こうして女4人は、念仏三昧の一生を静かに終えたといいます。

仏間には本尊・大日如来像と祗王、仏御前、祇王の母と妹の4人の女性と平清盛の木像が安置されています。

境内には女性4人が合葬されたと伝えられる墓の宝篋印塔(ほうきょういんとう)、清盛塚と呼ばれる五輪塔が立っており、春には苔むす庭の祗王桜が美しい花をつけます。 紅葉・苔庭、そして本堂は尼寺らしくいつ訪れても風情があります。
住 所: 〒616-8435 京都市右京区嵯峨鳥居本小坂32 地図
電話番号: 075-861-3574
アクセス: JR嵯峨嵐山駅→(徒歩30分ぐらい)→祗王寺
バス停 嵯峨釈迦堂前下車 徒歩15分
■京都バス嵐山営業所・TEL(075)861-2105
拝観時間: 9:00〜17:00
拝観料: 300円
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